『愛と平和と自由と多様性の種を蒔く / Seedfolks of Love, Peace, Freedom and Diversity』
2020年3月、新型コロナウィルスの影響を世界中が受ける中で、毎日を健康に希望をもって生きていける知恵を出し合い、お互いへの思いやりを大切に、こころとからだを健やかに育て合っていく必要を実感します。
一人ひとりのメッセージやお話、仕事やライフワークについての志と実践、社会課題や地域課題への取り組み、家族や友人との繋がり、食や栄養や睡眠や運動についての情報、心を豊かにする芸術、写真や本や音楽や映画の紹介、国内外で種を蒔き続ける人の紹介など、それぞれの声を聴き合えるコーナーをスタートしました。
#200 2021年7月18日
AMDA-MINDS ホンジュラスオフィスからあなたへ
ホンジュラスにお送り頂いたマスクですが、現在妊産婦ケア事業を行っているテウパセンティ市の母子に配布をいたしました。
ありがとうございました!
#199 2021年7月11日
ナイロビ日本人学校からあなたへ
夏の到来間近の日本と対照的にケニアは今一年で最も寒い(といっても日本の春先くらいですが)時期を迎えています。
そんな中で、お手紙やイラスト、折り紙とともに手作りの布マスク150枚を寄贈いただき、心があたたかくなりました。
毎年、総合的な学習の大きな柱として現地校との交流を続けてきましたが、新型コロナの影響はそれらの学びの機会をも奪ってしまいました。
オンラインをはじめとしたつながり方を工夫して何とか交流を続けたいと暗中模索の中、今回のお話をいただき、検討中のプロジェクトが一気に加速しました。
いただいたマスクは、ご紹介する中学生発案のプロジェクトの数量限定キャンペーンとしてケニア在住、日本在住の方の商品購入(BUY)がサポート(GIVE)に変わる
「BUY1 GIVE1キャンペーン」として活用させていただきます。
いただいた思いやりを忘れずに、学びを続けながら、マスクを作り送ってくださった皆様にプロジェクトの進捗もお知らせさせていただければと思います。
この度は本当にありがとうございました! Asante sana(スワヒリ語でありがとうございます)!!
※ ↓ プロジェクトで扱う製品+製作者の紹介VTR
ナイロビ日本人学校 川島 彰允
#198:2021年7月10日
川野裕満子からあなたへ
●法隆寺 / 作:本田美和 / 読み手:川野裕満子 / 作者掲載許可済み
やはりこの道しかなかった。この塔の前に立つといつもそんな気持ちになる。それがこの建造物の威力なのだろう。聖徳太子が亡くなった父のために建立した法隆寺は、紛れもなく良平の故郷であり、五重塔の心柱は彼の心の礎だ。幼い頃、たった一度父に連れられここへ来た。母が道ならぬ恋の末に良平が生まれたから、普通の親子関係とは違う。月に一度会うだけの父は、それでも良平にとって絆というぬくもりを運ぶ大切な人だった。ただ母との関係は最悪で会うたびに大喧嘩をしていたからいつも良平を困惑させた。そう、あの時も夫婦喧嘩が原因だった。
良平は子供の頃から宮大工に憧れていた。法隆寺五重塔はどの角度からも素晴らしく特に心柱の巧妙な建築仕様は今の時代でも圧巻だ。いつかあの塔のように屈強で耐震性のある建築物を造りたい。人々が安全に安心して過ごせる建物を遺せるような建築かを目指す、いつしかこんな夢が芽生えた。だから父から五重塔の模型セットをプレゼントされたときの喜びはひとしおだった。良平は、昼も夜もなく夢中で模型を作ることに集中した。幼い良平は、月に一度だけやってくる父に認めてもらいたい一心で、黙々とその塔の完成を目指した。ようやく完成して父に誉めてもらえることを楽しみにしていたあの日、また夫婦喧嘩は始まった。いつもは父が母の怒りを飲み込む形で何とか収まるのだが、あの日はそうはいかなかった。珍しく父が手を挙げて母の頬を強く打った。振り上げた手を下ろそうとしたその時、父の肘が良平の模型に当たったのだ。精巧に作り上げたその塔は、一瞬にして粉々に壊れた。
何するんや!俺の塔を返せ!
父に怒りをぶつけた最初で最後の日になった。その日以来、父は姿を見せなくなったのだ。良平は、ただ泣きながら粉々になった塔の破片を拾い集めて心に誓った。
いつか父を母を、そして愛人の子と蔑んだ者達を見返してやると。俺は俺の道をゆく。こうして良平の戦は始まったのだ。どんなに貧しくとも、片親であっても学ぶことは唯一平等な権利だと気づいた。だから必死になって勉強をした。特待生で大学へ入学し建築を志した。いつか自分の塔を建てることだけを夢見ながら。
最初は父母へのやりきれない思いが良平を奮起させていたのかもしれない。しかし、その心は建築学を学ぶに連れ大きく変わっていった。建築物が人の心をつくるということ。空間を捉える心が傾いていれば造られた建築物も歪んでしまう。俺は、真っ直ぐに伸びる安心で安全な塔を造りたい。この気持ちだけはずっと変わらなかった。
その大きなプロジェクトへの参戦は、良平が大手ゼネコンに入社して5年目のことだった。当初は建築家を志していた良平だが、大学時代に巡り会った建物の特殊工法の専門分野の研究に没頭した。壁状に連続した杭に節を付け、建物の転倒防止と引き抜き、押し込みの力に効率よく強力に抵抗する技術が採用されることになり、良平はメンバーのひとりとして携わることになったのだ。古代からその姿を変えることなく存在する五重塔を支える技術と自分が打ち込んできた地中壁の工法が結び付くことで屈強な高層タワーを完成へと導く。その一助になれたことは良平の心に明日という希望の灯りを灯してくれた。
地上から634メートルに及ぶ高さから眺める都会のパノラマは見事だ。良平は5才の愛息子の手を引いて久々に自分が手掛けた塔にやってきた。この小さな手は絶対に離さないで何があっても俺が守る。儚い家族のかたちはあの法隆寺の模型が壊れたことで、終わったのだから。けれど過去の声は良平を捉えて離さない。母から久々に連絡があり
「今さらやけど、お父ちゃんから手紙が来てな。認知症やて。自分が良平を忘れる前にもう一度だけ会いたいって。今日の用事はそれだけ。伝えたから電話切るよ。あんたの好きにしたらええから。」相変わらずこちらの気持ちお構い無しで言いたいことだけ告げるとその電話は切れた。
無視しても良かったのかもしれない。けれどこれが最後になるかもしれないと思うと、自分に背を向けた父の背中が無性に懐かしくなる。せめて大きな塔を作る仕事に携わることが出来たことを話してみたい。迷った末に、母から聞いた介護施設を訪れる前に良平はひとり法隆寺へやってきたのだった。結論の出ないまま最古の肖像画の前に佇めば「和を以て尊しとなす」という聖徳太子の言葉が心に刺さる。あなたの言い分も分かるが、ここはひとつ相手の声にも耳を傾けてみてはどうか。連綿と受け継がれてきた言霊の力が良平の背中を押してくれる。
こうして良平は、認知症の父をひとりで訪れることにしたのだ。
受付で教えられた部屋番号の前まで行くと、ロビーの向こうに見慣れた顔があった。父は、ぼんやりと見るともなく窓から斑鳩の空を見つめていた。
「お父ちゃん、お久しぶりです。」
「ああ、どうも。洗濯物は、今日はありません。」
「そ、そうですか」
「息子がおるんですわ、わたしには。」
「えっ?はい。」
「息子が高い塔を造ったらしいんです。オタクは、行かれたことありますか?その塔に。」
「あ、はい。つい最近も5才の息子を連れて行きました。」
「そうですか。わざわざ行って下さったんですか。ありがとうございます。その塔は、わたしの息子が造りました。ありがとうございます。」
そう言って、老人は何度も何度も頭を下げた。
良平は、老人の手を強く握ると
「今度わたしが塔へご案内します。一緒に塔に昇ってみませんか。」
「ご親切にどうもありがとうございます。けど、訳あって、息子には会わせる顔がありまへんのや。」
「息子さん、きっと喜んでくださいますよ。」
良平は、父の座る車椅子を押して部屋までの距離をゆっくりと進んだ。
相変わらず、俺はちっちぇなあ。
慌てて天井を見上げたが間に合わない。
涙と鼻水が後から後からこぼれて、良平のマスクを濡らしていった。
了
#197 2021年7月4日
岩崎裕保からあなたへ
「第4回 SDGs勉強会〜フェアトレード」
1997年3月に英国のヨークに行ったときにはじめてフェアトレード・ショップを訪れました。ヨークの城壁のすぐ外側にある小さな”Fairer World”というお店で、その店を構えるようになるまでは20年近く路上でフェアトレード商品を売っていたとのことでした。絶対的なfairを求めるのではなく、比較級のfairerというのが、適切な用語ではあります――不公正な交易を少しでもフェアにしていこうというのですから。
1960年前後に難民などの手工芸品を販売して社会的弱者支援あるいはチャリティに携わる人びとがいました。こうした動きの中からフェアトレードは始まり、70年前後にコーヒーなどの産物をオランダのグループが先進的に扱い始めるようになり、品質保証のための認証ラベルや団体のネットワークにつながっていきました。
ヨークは開発教育(Development Education)関係者にとっては外せないポイントですから、その後もたびたび訪れ、そのたびにスーパーマーケットにフェアトレードのコーナーができたり、フェアトレード専門のスーパーマーケットができたり、鉄道の車内販売にまでフェアトレードマークの付いた紅茶などの商品が扱われるようになったりと、どんどん進展しているのを見てきました。ついでに言いますと、スーパーマーケットの駐車場には、日本でいうところの「リサイクル・ボックス」がいくつもあって、”BOOK”“CLOTHES”“MUSIC”“SHOES”などと種分けがしてあり、そこで集まったものを販売するOxfamやRed Cross Shopなどのお店が城壁内の旧市街にあって、そこを利用するのは人びとの日常になっています。
さて、フェアとはどういうことなのでしょう。WTOのいうフェアは生産背景などには目を向けません――どこの誰が作っても、例えば、サッカーボールはサッカーボールなのです。保護貿易におけるフェアとは自国第一という国の権利のことです。フェアトレードにおけるフェアは、交易における分配・権力・情報の平等・対等・尊重・支援・連帯といったことを大事にします。
そこで、フェアトレードは格差の問題(南北問題)を考えます。これまでの不平等な交易システムは先進国に有利になっていて、途上国の生産者や労働者は不利益を被ってきました。そうした立場が弱い人たちを助けるということがフェアトレードの根っこにあります。しかし途上国からはチャリティが欲しいのではない、”Trade Not Aid”(援助より貿易を)という声が上がり、フェアトレードの基準を考えるようになります。基本的なことは「適正価格(自立できる生活コストがベースになるので、通常取引より高い値段で購入する)」と「フェアトレード・プレミアム(仕入れ契約の一つで、支払われた生産者団体が話し合いで使い途を決めて、例えば学校や道路建設に役立てる)」で、今では「国際フェアトレード基準の原則」というものができています。それは、「フェアトレード最低価格の保証」「フェアトレード・プレミアムの支払い」「長期的な取引の促進」「必要に応じた前払いの保証」「安全な労働環境」「民主的な運営」「差別の禁止」「児童労働・強制労働の禁止」「農薬・薬品の使用削減と適正使用」「有機栽培の奨励」「土壌・水源・生物多様性の保全」「遺伝子組み換え品の禁止」などです。ですから、途上国の土産物をフェアトレードと称することはできません。
「フェアトレードは善か?」「フェアトレード商品は高い」「フェアトレードもお金にならなければ持続できない」といった課題と、これからも向き合っていかなければなりません。それに対するヒントとして、フェアトレードを「国際産直運動(生産者と輸入団体が協働・連携して商品開発をして直接購入し消費者に渡す取引)」ととらえるのはどうかといった考え方もあります。また、環境にとってましなものを選択するという思考と行動が広がることで、コミュニティの中でフェアトレード・タウンといった動きにつながっていく可能性があります。
フェアトレードだけでなくエシカル・ショッピング(倫理的な買い物)という言葉を聞くようになってきています。僕がEthical Shoppingという言葉に初めて触れたのは今から15年ほど前のことだったかと思います。同名の本が2004年にペンギンから出版されています。
エシカル・ショッピングといった用語がなかった1960年代の米国でのことです。Alice Tepper Marlin(アリス・テッパー・マーリーン)という証券アナリストがベトナム戦争景気下のウォール街にいました。「戦争のための武器や機材を作るような会社には、絶対に投資しないでください」という顧客の声があり、彼女は「企業の決定に投資家が社会的なまた環境的な要因を使うことができたら、社会を動かすことができるかもしれない」と考え、財務内容だけでなく社会倫理的側面を入れた提案をしました。その後、彼女は1968年に証券業界を去り、69年にCOUNCIL ON ECONOMIC PRIORITIES(経済的優先順位に関する協議会:CEP)を仲間と共に設立しました。そして1986年に「アメリカの企業の良心による評価」をした本を出版します。財務内容や営業成績といった経済的側面だけでなく、女性やマイノリティ、情報公開、武器産業との関わりといった経営姿勢=社会的側面の格付けをしたものです。
1988年には”SHOPPING FOR A BETTER WORLD”という市民・消費者向けのハンドブックを出しました。「情報公開」「環境や自然への配慮」「女性の処遇・昇進」「マイノリティの処遇・昇進」「慈善・寄付」「労働環境への配慮」「従業員家族への福利厚生」の評価項目で200以上の企業の良心を測り、ランク付けをしました。このハンドブックは毎年改定版が出されますので、企業は評価が上がるにはどうしたらよいかを尋ねると、CEPはいわゆるコンサルタントの役目も果たしてアドバイスをして、きちんと成果を上げた項目はランクが上がります。こうして、企業の社会的責任の評価を知った消費者のうち80%の人が購買行動を変えました。情報の共有ができると、時代の変化を推し進めることができます。消費の流れは、第1は量や品質や価格の段階で、第2段階の環境重視に加えて、第3段階の人権や労働環境が問われる時代に入っています。エシカル・ショッピングという動きは、実は、ずいぶん早くに目覚めていたということができそうです。
“SHOPPING FOR A BETTER WORLD”のカナダ版、オーストラリア版、ドイツ版などが出されたというニュースもあり、日本版を作ろうという動きも当時ありましたが、あきらめざるを得ませんでした――企業の情報公開がネックでした。
プロフィール: 同志社大学法学部政治学科卒業、同大学院アメリカ研究科修了。ニュージーランドが関心の地域。私立中高で英語を教え、その後大学に移って「平和研究」「国際協力論」「NGO/NPO論」などを担当。2008から6年間開発教育協会(DEAR)代表理事、今はDEAR監事と関西NGO協議会(KNC)監事。
種を蒔く#175, 143, 124, 121, 98, 79, 73, 69, 67, 48
#196 2021年7月4日
今中和子からあなたへ
手作りマスクがケニアに届きました!
「手作りマスクを届けようプロジェクト」にて、先日、ケニアの日本人学校へ手作りマスク150枚を発送したところ、無事に届いたと連絡をいただきました。
現地からのご要望もあり、子ども用を多めに送らせていただいています。
みなさまから子ども用など各種サイズの手作りマスクをお預かりしていたので、現地の要望に応えることができました。
ご協力ありがとうございます。
引き続きよろしくお願いいたします。
プロフィール:
blue earth green trees手作りマスクを届けようプロジェクトリーダー
種を蒔く#185, 180, 151, 123, 110, 104, 96, 85, 84, 77, 72, 66, 55, 25
#195 2021年7月4日
松本由季子からあなたへ
コロナ禍の中、行動制限のある生活が長期間続き、もううんざりと感じておられる方も多いのではないでしょうか?このような生活においてみなさんは、普段は生まれない怒りの感情に振り回され、戸惑っておられるかもしれません。先の見えない不安などのネガティブな感情、疲労や体調不良などのマイナスな状態は、怒りを炎に例えると、それを大きくする燃料になってしまうと考えられています。
怒りの特徴やメカニズム、怒りのコントロールの方法を紹介させていただき、みなさんのコロナ禍での生活が、少しでも穏やかになるようお役に立てればと思います。
*プロフィール:
愛媛県出身。
臨床心理士・公認心理師・看護師・保健師の資格を持ち、精神科病院臨床を経て、スクールカウンセラーや学生相談室カウンセラー、大学非常勤講師として勤務。
やわらかくしなやかな心と身体を目指して、2010年からはヨガをはじめ、学びを深めている。二人の息子の母としても、子どもたちの夢を応援中。
*手作り布ナプキンを届けようプロジェクトリーダー(プロジェクトページ:https://www.blue-earth-green-trees.com/20200706/)
*種を蒔くコーナー:#78、#46、#8
#194 2021年6月27日
矢倉真由子からあなたへ
第4回「子育てカフェ」のご報告
緊急事態宣言発令の期間もあり、昨年の12月以降はなかなか開催できませんでしたが、今回2021年度最初の会が開催できましたこと、嬉しく思います。
2021年6月25日(金)10:30~12:30の「子育てカフェ」は、私を含め3人でお互いの話を聴き合いました。
今回は、子どもの成長を振り返りながら、また現在の成長を見つめながら、さまざまな人々や環境との出会いについて感じることを、聴き合う場面がありました。
子育ての過程で新たに出会う人やさまざまな環境…、親も子も出会いや環境などから何を学び、生きる力に繋げていくのか…そのようなことを深く考える時間でもあったように思います。
楽しい日、嬉しい日、つらい日、悲しい日、疲れた日…いろいろな毎日があります。
どのような日でも、安心して過ごせる場所を持つことの大切さも、改めて感じた時間でした。
自分自身がその場所の作り手となれる時はしっかりと作り、またそれを準備してくれる誰かに頼りたい時は、頼れる勇気を持てるようにと思います。
本日の参加者の皆さんからお預かりしましたドネーション5,000円は、AMDA-MIND様にお届け致します。ご協力に感謝致します。
次回も皆様のご参加をお待ちしております。
プロフィール:blue earth green trees 子育てカフェ・プロジェクトリーダー
種を蒔く#114, 108, 94, 51, 3
#193 2021年6月27日
榊原一憲からあなたへ
6月12日(土)は、オーガニックを深めて考えることのスライドとSDGsの起源、新たな工夫、達成後の未来についてのワークショップでした。
映像を象徴的にシェアしました。
◆ワークショップシート
◆映像「たねのきゅうしょく」
プロフィール:五ふしの草代表
種を蒔く#149
#192 2021年6月19日
天沼耕平からあなたへ
「blue earth green trees〜みんなで取り組む『難民と進む20億キロメートル』プロジェクト」にご賛同いただいている皆様方
いつも大変お世話になっております。
だんだんと梅雨に入っていき、そして蒸し暑い日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
この度、第5回の距離が「7795.52km」、第1回から合わせた距離は「35525.392km」というご報告をいただきました。
皆様の大きなご協力に改めて深く感謝申し上げます。
皆様が日々一歩一歩刻んでいただいている御力が、混とんとしている世界情勢をよりよい方向に動かすムーブメントとなって広がっていると強く感じております。
6月20日は世界難民の日ですが、それに先立って以下のような最新情報が発表されました。
UNHCRの年間統計報告書「グローバル・トレンズ・レポート」に関するプレスリリース
https://www.unhcr.org/jp/36843-pr-210618.html
新型コロナウイルスのパンデミック、世界的な停戦の呼び掛けにもかかわらず、依然として紛争や迫害により多くの人々が故郷を追われています。
このような時だからこそ本当に皆様の御力が必要だと、この発表を見てさらに強く感じました。
さて、皆様にご参加いただきたいオンラインイベントがさらに発表されておりますので、先月に重ねて恐縮ですが、お時間ございましたら、ぜひご参加くださいませ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆「Fly your messages -届け!想いをのせた青い紙ひこうき」
SNSに「#FlyYourMessage #難民とともに」を付けて、難民の人々へエールを送るキャンペーンです。
Youth×UNHCR for Refugeesが主導しています。
その他学校・団体による取り組みや専用アプリ(世界難民の日頃にOPEN)もご活用いただけます。
https://www.unhcr.org/jp/youthxunhcr-for-refugees
チラシはこちら
◆6/20『100万人のキャンドルナイト with UNHCR WILL2LIVE Music 2021』
https://unhcr.will2live.jp/news/06/01/0601unhcr-will2live-music-2021/
キャンドルの灯りと豪華アーティストらの音楽とトークで、難民問題や環境問題についてムーブメントを起こすオンラインイベントです。
タイトル:世界難民の日 特別配信
「100万人のキャンドルナイト with UNHCR WILL2LIVE Music 2021」
開催日時:2021年6月20日(日)18:30より配信開始
視聴方法:国連UNHCR協会YouTube公式チャンネルにてライブ配信
※無料でご視聴いただけます。
◆6/27『RUN FOR Tomorrow 2021オンラインチャリティラン&ウォーク #難民とともに』
https://runtrip.jp/runfortomorrow/
オンラインでつながって、走ったり歩いたりして難民の子どもたちを支援するオンラインチャリティラン&ウォークイベントです。
日々走って歩いて貢献いただいている皆様にはお楽しみいただけるイベントかと思います。
開催日 2021年6月27日(日)
時間 ランニング 5:00-21:00
YouTubeLive 16:30-18:00
種目 5kmWALK / 5kmRUN / 10kmRUN / ハーフマラソン
参加費 1,500円 (募金・参加賞含む)
エントリー期間 〜2021年6月26日(土)23:59まで
※「世界難民の日」特設サイト
https://www.unhcr.org/jp/wrd2021
※「Tokyo2020 オリンピック・パラリンピック難民選手団」
https://www.unhcr.org/jp/tokyo-2020-the-refugee-olympic-and-paralympic-teams
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
よろしければぜひご参加いただき、一緒にムーブメントを盛り上げていただければ幸いです。
このような状況のなかで、さらなる皆様方の御力が必要になります。
さらに輪を広げてこの取組を支えていただいている皆様には改めて深く御礼申し上げます。
皆様のますますのご発展をお祈り申し上げますとともに、今後とも何卒よろしくお願い致します。
*プロフィール:国連UNHCR協会職員
#191 2021年6月19日
木村直子からあなたへ
「みんなで取り組む『難民と進む20億キロメートル』」プロジェクトに寄せて
まわる地球 工藤直子
朝がきた
空が あかあか よろこんでいる
まるで空いっぱいに
「やっほー」という色を塗って
みがきあげたようだ
まわりつづける地球で
億万の朝 めぐりめぐり
億万の命 生まれ生まれ
ああ、くらくらするね!
ひとよ はなよ むしたちよ
地球のうつわの あるがまま
(PHP研究所:自分のための子守歌 より)
2021年6月 歩く 木村直子
種を蒔く:#182,179,169,155,133,115,101,97,80,68
#190 2021年6月19日
ルミカからあなたへ
「みんなで取り組む『難民の皆さんと進む20億キロメートル』プロジェクト 第5回 みんなの合計距離」
ユリの花やバラや紫陽花が美しい季節になりました。みんなで取り組む『難民の皆さんと進む20億キロメートル』プロジェクトにご参加の皆さん、5月第3木曜日から6月第3木曜日の1カ月のご報告をありがとうございました。
6月17日現在、個人参加 42人、団体参加20組 95人、合計137人で、難民の方々に想いを寄せて「歩いた」「走った」「自転車に乗った」1カ月の「みんなの合計距離は 7795.52km」でした!第1回からの総距離は「 35525.392km 」になりました。
第1回 92人 6012.794km
第2回113人 6823.639km
第3回127人 6949.398km
第4回137人 7944.041km
第5回137人 7795.52km
★第1回〜第5回 35525.392km
次回報告日は7月第3木曜日の15日です。皆さんの1カ月の合計距離をお待ちしております。
6月20日は「世界難民の日」です。紛争や迫害などにより故郷を追われた人々の命が守られますように、生活が再建できますようにと祈ります。
難民の皆さんと共に「歩く」「走る」「自転車に乗る」プロジェクト、これからも人と比べずに、自分のペースで無理のない形で継続していただけますようお願い致します。水分補給と適度な塩分補給、通気性の良い衣服での運動、涼しい場所での休憩など熱中症対策にも気をつけてまいりましょう!
プロフィール:スポーツトレーナー、blue earth green trees みんなで取り組む『難民の皆さんと進む20億キロメートル』プロジェクトリーダー
種を蒔く:#181, 168, 154, 140, 126
#189:2021年6月13日
尾松貴美からあなたへ
インドの子どもたちとコミュニティを応援する国際フェアトレード認証&オーガニックコットンの『ランチトートバッグ』の事前予約が始まりました!9月に販売予定です。大切な方への贈り物に、またご自身のために、ランチトートバッグをいかがですか?
申し込み先:blue.earth.green.trees3@gmail.com
ショルダートートバッグとベーカリートートバッグも、引き続き、販売しています。
国内外の自然豊かな場所やお気に入りの場所で、フェアトレードバッグを撮影し、blue earth green treesのホームページにお写真をお届けください。以下のお写真は、『旅するフェアトレードバッグ』というタイトルで、Rieさんが届けてくださいました!活動案内『フェアトレードプロジェクト』のページで、皆さんからのお写真もご覧いただけます。
プロフィール:同時通訳・翻訳家、blue earth green treesフェアトレードプロジェクト・リーダー、
種を蒔く#165, 142, 139, 9
#188:2021年6月13日
事務局 からあなたへ
いつもblue earth green treesの活動にご理解・ご協力をいただき、ありがとうございます。皆さまにご協力いただいた1年目の活動を振り返り報告書にまとめることが出来ました。2020年度活動報告書をご確認いただけますようお願い致します。
お一人おひとりに感謝申し上げます。
また2021年度もよろしくお願い致します。
#187:2021年6月5日
人美からあなたへ
梅雨どきの雨がしとしと降る夜にジャズでもいかがでしょうか?
大人の雰囲気を味わっていただけたら…嬉しく思います。
●Come Rain Or Come Shine / 水城 ゆう作 / 読み手:人美 / 水色文庫より
「今日はおひとりですか?」
「そうなの。今日はひとり…」
「何かあったんですか?」
「ううん、特にどうってわけでもないの。なんとなく、一人で飲みたい気分になっただけ」
「何飲みます?」
「そうね…マスター、いつもの…」
「モスコミュールですね」
「ええ…雨はまだだけど、何となく生暖かくていや。あたし、梅雨って苦手…マスターは?」
「僕も苦手です」
「梅雨どきに合う曲って何があるの?雨の曲…」
「Come Rain Or Come Shine」
「ふうん、それ、どう訳すの?」
「降っても晴れても」
「あぁ…これが、Come Rain Or Come Shineなんだ…誰の曲?」
「ウィントン・ケリー」
「知らないな…」
店には彼女以外、客は誰もいない。
バーテンダーの池田は、カウンターの端の換気扇の下で煙草を吸っている。
シングルノートを多用したウィントン・ケリーの明快なピアノソロの合間に、エアコンの音がかすかに聞こえている。
静かな夜だった。
彼に初めてこの店に連れてきてもらった時も、こんな静かな夜だった。
彼はジャズが好きで、しかし私は全く知らなかった。聴くのはいつもロックかJポップ。ほんとのことを言うと、今でもジャズはよくわからない。でもこの店の雰囲気は大好きだ。
彼と別れようと決めた時、最後にもう一度、ここに来てみようと思った。ここは彼のホームグラウンドの店。
別れればもう二度と来ることもないだろう。
灰皿と煙草を一本くれないかとマスターに頼んだ。ずっと辞めていた煙草を、彼からこの店で久しぶりに貰いタバコをしたことを思い出したのだ。
あの時の煙草の味は、はっきりと覚えている。
マスターが新しい煙草の封を切っている。自分の煙草はまだ残っているのに。
「一本だけでいいのよ」
「わかってますよ。でも、あの人と同じ煙草を吸いたいんでしょう」
新しい煙草を一本降り出し、差し出す。私は抜き取り、差し出されたライターの火をつけた。
ふうー
「マスター、誰だっけ?このピアノ」
「ウィントン・ケリーですよ」
「ふうん…」
たなびいている煙を払うように、ウィントンのシングルノートがいくつも転がってきて、彼女の目から涙がこぼれた。
#186 2021年6月5日
From Armin Pithawala to you
Thank you so much for your kind assistance to our community in Gujarat, India.
As you know masks are very essential for our protection and your hand made masks are of great to so many of us. Once again my sincere thanks to blue earth green trees community in these hard times. Your masks are very pretty in design and of very good quality.
I hope someday we can meet where the earth is blue and beautiful and the grass is green and luscious. Till then let’s keep in touch wishing well for the world.
Warmest regards,
Armin Pithawala
#185 2021年6月5日
今中和子からあなたへ
5月19日にホンジュラスとインドに発送した手作りマスクが、5月29日に現地に届けられました。
AMDA-MINDSホンジュラスオフィスのスタッフ、山田さんからは「手に取るだけでわくわくするようなマスクの数々、本当にありがとうございました」とのメッセージをいただきました。
また、現地からもお写真が届きました。
前回は150枚、今回は120枚のマスクが、AMDA-MINDSホンジュラスオフィスの皆さんから現地の皆さんに届けられ、使っていただけることを嬉しく思います。
150枚のマスクをお届けしたインドからもメッセージとたくさんのお写真を届けていただきました。
♪ 早い梅雨入りには驚きましたね。マスクをしているのが暑い季節になってきました。こまめな水分補給で熱中症に気をつけてお過ごしください。
プロフィール:
blue earth green trees 手作りマスクを届けようプロジェクトリーダー
種を蒔く:#180, 151, 123, 110, 104, 96, 85, 84, 77, 72, 66, 55, 25
#184 2021年5月30日
佐藤嘉正からあなたへ
SDGs(持続可能な開発目標)に示されている17の目標をいかに選択し遂行していくかが、まず、出会う事ではないかと私は感じるのです。
1. 貧困をなくそう。
2. 飢餓をなくそう。
3. すべての人に健康と福祉を。
4. 質の高い教育をみんなに。
5. ジェンダー平等を実現しよう。
6. 安全な水とトイレを世界中に。
7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに。
8. 働きがいも経済成長も。
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう。
10. 人と国の不平等をなくそう。
11. 住み続けられるまちづくりを。
12. つくる責任つかう責任。
13. 気候変動に具体的な対策を。
14. 海の豊かさを守ろう。
15. 陸の豊かさも守ろう。
16. 平和と公正をすべての人に。
17. パートナーシップで目標を達成しょう。
これらの目標は、国連加盟193か国が2016年から2030年までの15年間をかけて達成しようとする目標です。
当然のことですが、これらの目標への対応は地域や国によって違うことですが、これらを個人として考え対応することが重要な事と思うのです。
すべての項目に対応できないのは当然ですが、今回は1~3項について愚考してみたいと思います。
我々が住まいする日本でも貧困について言われることは少なくないのですが、今回のコロナの蔓延によって職を失い、住まいを失い、家族との繋がりを失った人や、ひとり親と生活している家族、老齢の身寄りのない人などが報じられています。これらのことはコロナ蔓延の報道の陰に隠れてあまり表には出てきていません。しかし世界的に見れば一日の一家数人の生活費が1ドルにも満たない収入で生活している人々がいることを考えると、日本での状態すら貧困と呼べない状況といえることにもなってしまいます。これら経済的な貧困は生きるための最低の条件である食に繋がり、飢餓に苦しむことと繋がることになるのでしょう。これを考えるとき、今自分が当たり前と思い、そのことを考えることもせずに過ごしている現状に目を向けることではないでしょうか。TVのコマーシャルにあふれる数々の食品の多さを、賞味期限切れとして、食べ残しの食品が廃棄されることに異常を感じることもせず過ごしている日々の中にいる我々。このことに声を上げることが出発点なのではないでしょうか。
貧困には経済的な貧困ばかりでなく、知識の貧困もあると私は思います。新コロナウイルスの蔓延による規制が種々の形で発されています。現在は飲酒の提供する居酒屋やスナックなどでは午後8時以降のアルコール類の提供販売は制限を受けています。このために路上や公園などで、個人が、あるいは集団で、飲酒しそのあとを散らかしたまま残す人々の行動が報じられています。社会の生活基盤・条件を自分自身で判断して、社会秩序の構成との関係を考える必要があると感じます。敗戦後、戦中の教育に対する批判と反省から行われてきた「民主教育」が「自主・自立・独立」した人格形成のために本当に質の高い教育が広く行われてきたのか、行われているのかと疑問を感じるのです。
#183 2021年5月30日
天沼耕平からあなたへ
「blue earth green trees〜みんなで取り組む『難民と進む20億キロメートル』プロジェクト」にご賛同いただいている皆様方
いつも大変お世話になっております。
コロナ禍のなか、梅雨の足音が少しずつ近づいてきておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
この度、第4回の距離が「7944.041km」、第1回から第4回までを合わせた距離は「27729.872km」というご報告をいただきました。
皆様の大きなご協力に改めて深く感謝申し上げます。
世界中で、もちろんこれは日本国内でも、難民問題は人道においてだけでなく、さまざまな要素をはらんで大きな課題となっております。
そのなかで、皆様方の前向きで力強い一歩一歩は、情勢を少しでも好転させていく非常に大きな力となることは間違いございません。
さて、世界難民の日まであと1か月を切りましたが、それに伴いいくつかのオンラインイベントが発表されております。
「RUN FOR Tomorrow」キャンペーン
ーランナーの皆さまにとってご関心をお持ちいただけるコンテンツとなっております。
6月27日にはキャンペーンアンバサダーの瀬古利彦さんをゲストに迎えたイベントを開催します。
https://www.japanforunhcr.org/news/2021/RFT2021
「難民について伝えるスキルアップセミナー」(2021年6月)参加無料
ー6月13日(日)に難民問題を自分ごととして知ることのできるオンラインセミナーを開催いたします。
https://www.japanforunhcr.org/news/2021/33433
世界難民の日 特別配信「100万人のキャンドルナイト with UNHCR WILL2LIVE Music 2021」
ー特別コラボイベントを開催します。6月20日(日)18:30より配信開始!無料でご視聴いただけます。
https://www.japanforunhcr.org/news/2021/0520W2LMusic2021
よろしければぜひご参加いただき、一緒にムーブメントを盛り上げていただければ幸いです。
このような状況のなかで、さらなる皆様方の御力が必要になります。
コロナ禍のなかで、さらに輪を広げてこの取組を支えていただいている皆様には改めて深く御礼申し上げます。
皆様のますますのご発展をお祈り申し上げますとともに、今後とも何卒よろしくお願い致します。
プロフィール:国連UNHCR協会職員
種を蒔く:#172, 162,146, 141,127
#182 2021年5月22日
木村直子からあなたへ
「みんなで取り組む『難民と進む20億キロメートル』」プロジェクトに寄せて
中島未月
-だから優しく、と空が言う- より
空はまいにち 明日の時間をつくっている
空はしずかに 心のかけらをひろっている
あなたの心が ふたたび動きはじめるとき
あたらしい
まっさらな時間を差し出すために
あした
あたらしい空が生まれる
歩き続けなくてはならない理由
2021.5 歩く 木村直子
種を蒔く:#179,169,155,133,115,101,97,80,68
#181 2021年5月22日
ルミカからあなたへ
「みんなで取り組む『難民の皆さんと進む20億キロメートル』プロジェクト 第4回 みんなの合計距離」
梅雨を迎えました。みんなで取り組む『難民の皆さんと進む20億キロメートル』プロジェクトにご参加の皆さん、4月第3木曜日から5月第3木曜日の1カ月のご報告をありがとうございました。
5月20日現在、個人参加 43人、団体参加19組 92人、合計135人で、難民の方々に想いを寄せて「歩いた」「走った」「自転車に乗った」1カ月の「みんなの合計距離は7944.041 km」でした!第1回から第4回までの総距離は「27729.872km 」になりました。
第1回 92人 6012.794km
第2回113人 6823.639km
第3回127人 6949.398km
第4回135人 7944.041km
★第1回〜第4回 27729.872 km
次回報告日は6月第3木曜日の17日です。皆さんの1カ月の合計距離をお待ちしております。団体の方は代表者からメンバーの合計距離をご報告ください。
緊急事態宣言や梅雨の時期でもあるので、外に出たり運動する機会が減っている方も多いかと思います。
私自身も自粛をしていますが、改めて身体を動かす大切さや必要性を感じています。感染に気を付けながら、少しの距離でも歩いてみたり、雨で外出が難しい場合は家の中で自重トレーニングやストレッチをしたり。
みなさんの出来る範囲で健康に気を付けながら、ご自身を大切に、そして難民の皆さんに想いを寄せてお過ごし頂ければと思います。
プロフィール:スポーツトレーナー、blue earth green trees みんなで取り組む『難民の皆さんと進む20億キロメートル』プロジェクトリーダー
種を蒔く:#168, 154, 140, 126
#180 2021年5月16日
今中和子からあなたへ
AMDA-MINDS様から国内で活用するための手作りマスクのご希望がありましたので、33枚を岡山の事務所にお送りしました。
ホンジュラス担当スタッフの林裕美さん(左)とネパール担当スタッフ小林麻衣子さん(右)のお写真をお届けくださいました。
AMDA-MINDSホンジュラスオフィスの皆さんから、前回に引き続き、手作りマスクのご希望をいただきましたので、5月中に150枚程お送りする予定です。
AMDA-MINDS国内外のスタッフの皆さん、またAMDA-MINDSと繋がる皆さんのご健康を心より応援しております。
♪ 昨年、4月末から開始したこのプロジェクトが2年目に入りました。みなさまのご協力のおかげで2,000枚を超える数の手作りマスクをお預かりし、各方面へお届けさせていただいています。
みなさまの温かいお気持ちに強く励まされて活動を続けています。
引き続きご協力よろしくお願いいたします。
一日も早いコロナの終息を祈ります。みなさまご自愛ください。
プロフィール: blue earth green trees手作りマスクを届けようプロジェクトリーダー
・種を蒔く:#151, 123, 110, 104, 96, 85, 84, 77, 72, 66, 55, 25
#179 2021年5月16日
木村直子から あなたへ
[ベスト]
早朝のテレビから
「今のベスト」と言う言葉が聞こえてきた。
「今ベストと思えることをやりきれば後悔しない」と。若い時、大病を乗り越えられた方の一言。
[明日]という字が好きだけれど、朝一番の胸に響いた[今]。
今のベストは、明日につながる。
ウォーキングに出遅れたけど、大好きな花にも出会えた。
「ヒメヒオウギ・姫檜扇」
うちに帰ったら、ベランダでも一輪 風に揺られていた。
去年道端から持ち帰った小さな球根の 開花。 2021.5.9 母の日
種を蒔く:#169, 155, 133, 115, 101, 97, 80, 68
#178 2021年5月8日
南和宏からあなたへ
思うように外出もままならない状況で、GWの予定もすべてキャンセルに。
そこで、どうせ家に居るならとピアノを始めてみることにしました。
48歳、初めてのピアノ、譜面も読めず…きっと以前の私ならチャレンジしてなかったと思います。
転機は32歳の時に乗り始めた自転車。
登れるはずがないと思っていた峠を越えられたり、琵琶湖や淡路島を一周したり、「やってみたらできた!」って事の連続。
あれ?今までの人生、随分と損をしてきたかもと思うようになりました。
興味のない事には頑張れないけれど、興味あるならとりあえずやってみよう!
自転車に乗り出して一番良かったことは、こういうものの考え方が出来るようになったこと。
マラソンに挑戦したり、ウクレレ始めてみたり、どれもやってみたらそれなりに出来ました。
きっとピアノもそれなりに弾けるようになるはず。
頑張れば何だって出来ると言い切れるほど若くはないけど、とりあえずやってみたら「それなりには出来る」ものです。
やらなきゃ0ですからね。
ストレスの多い日々ですが、時間をうまく使って少しでも楽しい時間を過ごしたいものです。
#177:2021年5月7日
加藤おりはからあなたへ
今、映像作品を手がけています。観ていただけると嬉しいです。
プロフィール:スペイン舞踊家。幼少からバレエ、新体操を学び、94年より傾注するスペイン舞踊を極めるため、フラメンコの源流とされる北インド古典舞踊カタックも習得。独自のダンスで、国内外で活躍する。フランス、オランダ、中韓などの国際芸術祭、舞踊団から招聘を受ける。12年「Dance Grand Prix Euorope」2位、18年度名古屋市芸術奨励賞、19年河上鈴子記念現代舞踊フェスティバル賞(倉知可英作品)、同年リヨン・ビエーレナ関連公演3位受賞。
種を蒔くコーナー:#61
#176:2021年5月4日
川野裕満子からあなたへ
●母の顔 / 作・読み手:川野裕満子 / オリジナル作品
母の顔 転んでしまった。それも思い切り、、。
春もそろそろ終わりを告げようという頃、私は久しぶりに学生時代の友人宅を訪れ、パッチワークに使う為のカラフルでポップな柄の布を沢山わけてもらった。壁にかけられた友人の作った大作のタペストリーを眺めながらふたりでゆっくりとティータイムを過ごす。
初夏の眩しい日の光がリビングの出窓を通して差し込んでくる。
今夜、家族は留守で夕飯は珍しく私ひとりであった。
私はひとりの夕食を少しリッチにするために帰る途中、デパ地下に寄った。時間に追われることのない私は久し振りのデパ地下に珍しさも手伝って、あっという間に両手はいっぱいの紙袋でふさがってしまった。
満足した私はデパ地下からJRの駅に続く通路を足早に歩く。エスカレーターを昇った先にJRの駅がある。
エスカレーターの最終段に差し掛かった時、つま先に何かが引っかかる様な違和感を覚えた。と同時に左側を凄い勢いで男性がかけのぼってきた。私はその男性に強く押される形となった。
その瞬間、転んだのだ。それも思い切り、、。
両手が荷物でふさがっていたために手が出ず顔面からコンクリートにたたきつけられた。
なに?なにが起こったの?目の前に荷物が散乱している。
「大丈夫ですか?」
「たてますか?」
夕方のラッシュ時でもあり、私をよけて通りすぎていく人もあれば優しく声をかけてくれる人もいる。でも私はひどく恥ずかしくて、お願いほっておいて下さいと心で願いながら急いで立ち上がり荷物をかき集めて逃げるようにその場をあとにした。駅構内にあるトイレに駆け込んで、私ははじめて痛みを感じた。マスクをしていて気づかなかったのだが鼻血まで出ていた。鼻の下も少し切れていたのだ。幸いトイレには誰もいなかった。
私はトイレの洗面台の鏡に映る自分の顔と対面した。
「ひどい」恐る恐るマスクを取るとそこには顔の右半分特に頬から上の目の周りが赤黒く腫れ上っている。
歯が折れているかも、、と思い、慌てて舌を上顎に添って這わせてみたが大丈夫そうだ。もしこのまま暴漢に襲われたと言って警察署に駆け込んだとしてもきっと誰も疑わないだろう。私はしばらく呆然と自分の顔と向き合っていた。
ふと鏡の中の顔に見覚えがあることに気がついた。
母だ。7年前に亡くなった母の顔だ。
私の母はせっかちで何でも自分でやらないと気がすまない人だった。大病を患い足腰が弱ってからもその性格は変わらなかった。要するに肉体と精神のバランスが崩れかけていたのだ。勿論、周りはその事を十分承知していたが、勝ち気な母だけは理解していなかった。
「ベッドから離れるときは必ず呼んでね」と私は何度となく母に言っていた。しかしそれはいつもドスンという大きな物音として私に返ってきた。母のもとへ駆けつけるとベッドの横で尻餅をついている母がいた。そう言うことが何度かあった。
その度に私は
「年を取ると、転倒が一番ダメなのよ。骨を折ったら寝たきりになっちゃうんだから」と強く言っていた。
ある時いつもより大きな音に私は不安を覚えて母のもとへ急いだ。すると母は、顔を床につっぷして倒れていた。私を驚かせたのは母の顔だった。寝ころんだまま私の方に振り向いた母の顔が血まみれだった。顔の出血は些細な傷でも大量であるということは後になって知った。私は慌てて母を抱き起こしベッドに座らせる。その時の母は自力では立ち上がることも出来なくなっていた。私は清潔なタオルを湿らせて母の顔を拭きながら「痛くない?だからいつもひとりでベッドを離れないでって言ってるでしょう。こんなに腫れちゃって。身体で他に痛いところはないの?」
私は不安を取り外すようにしゃべり続けていた。その間、当の母はずっとニコニコと笑っているのだ。その笑顔を見ていると私はふっと心が軽くなった。そして思わず「美人のお母さんも台無しね。これじゃあ怪談話に出てくるおいわさんだわ。」と笑いながら言った。その間も母は終始笑顔であった。
その後母は認知の症状も進み本人がいくら自力で行動しようとしても出来ない身体となった。ただ笑顔だけはずっと絶やすことはなかった。
私の顔はもうしばらくはおいわさん状態が続くだろう。でも私も笑顔でこの顔と付き合っていこう。鏡の中の顔がにっこりと微笑んでいた。
了
#175:2021年5月1日
岩崎裕保からあなたへ
関西NGO協議会(KNC)から『KANSAI-SDGsのあるき方Ⅱ:市民のこれまでとこれから』という冊子が送られてきました。これは、KNCが1年前に出した『KANSA-SDGsのあるき方:市民がSDGsをデザインする』に続くもので、2018年4月からKNCが行ってきた「KANSAI-SDGs市民アジェンダ」の報告書です。
SDGsでは17の目標に多くの関心が集まっていますが、その前文もとても大切だというお話を「SDGs勉強会」でさせていただき、ことに「だれ一人取り残さない Leave No One Behind」というモットーや「ジェンダー平等」「経済、社会および環境の三側面を調和させる」といった大切なキーワードが示されていることをお伝えしました。
KNCの冊子Ⅱで、僕は「2020年に考えるSDGs:“公助・共助”で“future in our hands”というシステムを作る」というタイトルの文を書きました。そこでは、SDGsが生まれるまでのことを数行ですが紹介しました。組織やシステムなどが生まれる経緯というのは、その組織やシステムの基盤であり、その性格を決めるものなので、とても重要だと考えるからです。
1970年代には「国連人間環境会議」(ストックホルム)、「世界人口会議」(ブカレスト)、「世界食糧会議」(ローマ)、「国際環境教育ワークショップ」(ベオグラード)、「国連人間居住会議」(バンクーバー)、「国連水会議」(マルデルプラータ)、「国連砂漠化防止会議」(ナイロビ)、「環境教育政府間会議」(トビリシ)などが開催され、ローマクラブが『成長の限界』や『限界なき学習』を出版し、「国連環境計画UNEP」も発足しました。80年代に入ると、ストックホルム会議10周年記念の「UNEP理事会特別会合」(ナイロビ)、「オゾン層保護全権会議」(ウィーン)などがあり、「環境と開発に関する世界委員会(ブルントラント委員会)」や「気候変動政府間パネル(IPCC)」が発足し、『我ら共通の未来(ブルントラント委員会報告書)』の発表があり、「子どもの権利条約」が採択されました。90年代には、「世界気候会議」(ジュネーブ)、「万人のための教育会議」(ジョムティエン)、「国連環境開発会議(地球サミット)」(リオデジャネイロ)、「世界人権会議」(ウィーン)、「国際人口開発会議」(カイロ)、「社会開発サミット」(コペンハーゲン)、「世界情勢会議」(北京)、「第3回気候変動枠組み条約締約国会議(COP3)」(京都)、「第5回国債成人教育会議」(ハンブルク)、「環境と社会に関する国際会議」(テサロニキ)があり、2002年には「持続可能な開発に関する世界首脳会議」(ヨハネスブルグ)が開催され、小泉首相が「持続可能な開発のための教育ESD(Education for Sustainable Development)」を提案し、2005年から14年までが「ESDの10年」と国連総会で採択されました。また2000年に開かれた国連ミレニアム・サミットで「ミレニアム開発目標MDGs」が策定され、途上国の貧困問題に取り組むことになりました。
こうしたさまざまなテーマ別の会議が開かれ、国際社会は地球的な課題に取り組んできましたが、問題を包括的に解決に導いていこうという趣旨でMDGsの後継としてSDGsが策定されました。 MDGsは2000年の「ミレニアム宣言」をベースに、国連開発計画(UNDP)の主導で策定されましたが、SDGsは2011年にコロンビア共和国政府(外務省環境局長ポーラ・カバジェロ)が「リオ+20サミット」の成果にしようと発案し、ブラジルの支持もあり、徹底した参加型で3年以上にわたる議論を経て策定されました。具体的には、国連で決められている5つの地域グループ(アフリカ、アジア・太平洋、東欧、中南米、西欧そのほか)の30名の代表によるオープン作業部会が組織されて審議が進められました。
実は、1992年の地球サミットの成果である「アジェンダ21」で、国連は「メジャー・グループ」という枠組みを作って、国連の動きにすべての市民が参加できるようにしていました。それは「女性」「子ども・若者」「農業者」「先住民族」「NGO」「地方自治体」「労働者・労働組合」「ビジネス・産業」「科学技術者」の9つのグループでしたが、今では「地域社会」「ボランティア・財団」「移住者・家族」「高齢者・障がい者」も加えられています。このメジャー・グループがSDGs策定過程でオープン作業部会の中で公式オブザーバーとして発言できるというシステムが機能しました。メジャー・グループも参加して2年近くの審議を経て、2014年12月に国連事務総長が提出した報告書をベースとしてさらに半年の政府間交渉が行われた後、2015年9月に『我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ』(SDGs)が全国連加盟国193ヶ国の全会一致で採択されました。草案に対して意見を言い、対案を出し、成案に進めるプロセスも公開されていました。
日本のNGO/NPOも2013年に「ポスト2015NGOプラットフォーム」を設立して策定過程に参加しました。SDGsは政府の代表が国連で勝手に作ったのではなく、参加型で作られた「持続可能な開発目標」です。「私たち市民が“我々の世界を変革する“」ためにSDGsはあるのです。
さて、5月はフェアトレード月間です。
4月の「SDGs勉強会」はフェアトレードがテーマでしたが、状況の悪化で開催はできませんでした。6月には集まれるといいですね。
フェアトレードに関する情報をいくつか載せておきます。
・フェアトレード月間 情報
https://fairtrade-forum-japan.org/
・フェアトレード月間 キャンペーン特設ウェブサイト
https://fairtrade-campaign.com
・日本の食品ロス量は世界6位、アジアで1位と不名誉な実態
https://dot.asahi.com/aera/2021032600077.html
・焼却ごみ量・焼却炉数ともに世界一の日本
https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20210406-00230907/
・日本のチョコレートメーカーは環境や労働にとって「世界最悪」という評価
https://gigazine.net/news/20210405-chocolate-makers-rate-social-environment/
*プロフィール: 同志社大学法学部政治学科卒業、同大学院アメリカ研究科修了。ニュージーランドが関心の地域。私立中高で英語を教え、その後大学に移って「平和研究」「国際協力論」「NGO/NPO論」などを担当。2008から6年間開発教育協会(DEAR)代表理事、今はDEAR監事と関西NGO協議会(KNC)監事。
種を蒔くコーナー:#143, 124, 121, 98, 79, 73, 69, 67, 48
#174:2021年4月29日
東口千津子からあなたへ
’The focus of Earth Day 2021 is “Restore Our Earth”
4月22日のEarth Dayは、世界各地で地球環境を考えるプロジェクトやイベントが行われました。世界の多様な個人・団体の皆さんが、今できることに取り組んでおられることが伝わってきます。アメリカのバイデン大統領が主催し40の国と機関の代表らが参加してオンラインで行われた気候変動サミットでも、温室効果ガス排出量の新たな削減目標が表明されるなど、国際社会での協調がみられました。
私自身も世界の森林を増やすプロジェクトの応援をはじめ、個人でできることも一つひとつ行動に繋げていきたいと思います。
個人で「Planting Trees Project/木を植えるプロジェクト」とひとりで名付けて、ささやかに木を植える活動を続けていますが、息子が1歳の時に植えた小さな「やまぼうし」の木は24年の歳月を経て大きく育ち、夏には涼しい日陰をつくり白い花をたくさんつけて、安らぎと共に元気を運んでくれます。同時期に植えた「樫」の木々 もしっかりと根をはり、大きく育ちました。「金木犀」は毎年秋にふんわりと甘い香りを漂わせてくれます。
他の木々も一本一本に個性があり、それぞれの物語があり、二酸化炭素を吸収し暑さを和らげてくれます。
今年も広葉樹を中心に「Planting Trees Project/木を植えるプロジェクト」を続けていますが、繋がるお一人おひとりから素敵な「木の物語」や「災害時の木の役割」や「地球環境を守る木の知恵」など、多様なお声を聴かせていただく機会が多くあります。
「blue earth green treesで『Planting Trees Project/木を植えるプロジェクトを!、というお声もありますので、皆さんと一緒に考え、形にしていきたいと思います。
日々、地球環境や世界のできごとを見つめながら、私たち人間が学んできたことや身につけてきた力で何をすべきか、何をすべきでないかを考え、行動していく必要を感じます。
自然を大切にし気候変動対策に取り組むことはもちろんですが、安心感や信頼で繋がる健康的な人間関係づくりや団体間の繋がりを育み、内戦や紛争が起こらない文化と風土づくりに向けて多様な分野の知恵を総動員して協力・協働して、世界の若者たちや子どもたちに少しでも良い形でバトンを手渡していきたいと思います。
仕事やプライベートで、個人の悩みや難しい人間関係についてお話をお聴きしたり、緊張関係にある両者の和解についてそれぞれのお話をお聴きし希望を見つけるプロセスをご一緒することが多くあります。
「聴く力」と「相手を知り理解を深める力」を身につけることは、『真摯にその声に耳を傾け、丁寧に見つめる』という意味で、その対象が地球であっても人であっても同じなのではないかと感じます。どんなあり方が自然体で生き生きとそのままの輝きを発することができる状態なのか、地球についても人についても耳を傾け、丁寧に見つめ続けたいと思います。
プロフィール:一般社団法人blue earth green trees代表理事
種を蒔く:#158, 148, 145, 125, 118, 79, 56, 42, 1
#173:2021年4月29日
入江 英明からあなたへ
フェアトレードエコバッグを購入頂いた皆さま、ならびにこれからご購入頂く皆さま
ウイグル自治区での強制労働による綿花栽培は少しでも安く製造したいという企業が招いています。
今回のエコバッグは、こういった強制労働や農薬による環境汚染とも無縁の商品です。
わたしたちが綿花を購入している村ではフェアトレード国際基準で支払う上乗せ金「フェアトレード・プレミアム(奨励金)」で
学校を建造・運営し、子どもたちが夢を語れるようになりました。
消費は投票です。
どこで、誰が、どのようにして生産しているのかまでを考えたうえで選ぶことで、未来のこどもたちにバトンを繋げられるのです。
フェアトレードで建造された学校の動画(2分)
(入江出演、編集)
インド マディアプラディッシュ州
https://www.youtube.com/watch?v=tP9EblhTlzo
「フェアトレード・プレミアム」について
https://fairtradecottoninitiative.com/about_fairtrade_premium/
プロフィール:入江 英明
SCOO(スク―)合同会社 職務執行者
株式会社フェアトレードコットンイニシアティブ 代表取締役
#172:2021年4月28日
天沼耕平からあなたへ
「blue earth green trees〜みんなで取り組む『難民と進む20億キロメートル』プロジェクト」にご賛同いただいている皆さま
この度、第3回の距離が「6949.398km」、第1回と合わせた距離は「19728.831km」というご報告をいただきました。
皆様の継続したとてつもなく大きなご協力に改めて深く感謝申し上げます。
皆様方のご協力で、難民支援や世界を変える輪は確実に大きくなっております。
特にコロナ禍においては、どうしても身の回りの身に関心がいきそうな昨今、運動を通した皆様方の取組は、とても健康的であり、建設的なものであると確信しております。
ミャンマー情勢はこれまでになく悪化の一途をたどっており、日本のニュースに載ることもさらに多くなってきたかと思います。
今後も懸念される人道危機の発生に対応するため、UNHCRと周辺国の諸機関は日々備えを固めつつ、一方で今も世界中で発生し続ける難民・避難民への対応に追われています。
4月に発表されたモザンビークについての緊急支援についての記事もご覧くださいませ。
https://www.japanforunhcr.org/news/2021/attacks-in-northern-mozambique
このような状況のなかで、さらなる皆様方の御力が必要になります。
ぜひともひきつづきUNHCRの難民支援へのご協力をお願い致します。
コロナ禍のなかでも、力を合わせてこの取組を支えていただいている皆様には改めて深く御礼申し上げます。
6月20日の世界難民の日まであと2か月となり、今後当協会からも新しい情報発信を進めてまいります。
新年度における皆様のますますのご発展をお祈り申し上げますとともに、今後ともよろしくお願い致します。
☆国連UNHCR協会HPのblue earth green trees合計距離がアップされているページ
https://www.japanforunhcr.org/news/2019/2bktogether
*プロフィール:国連UNHCR協会職員
種を蒔く:#162, 146, 141, 127
#171:2021年4月18日
永立昌利からあなたへ
私は2005年1月から2008年3月まで仕事でインドのムンバイと言うところで暮らしました。
言語、宗教、文化慣習の違いで苦労することはありましたが、インドの人々の人間性や、家族の絆、貧しくても明るく前向きな様子を見ると、苦労を感じる以上に幸せな日々を送ることが出来ました。
一昨年11年ぶりにインドを旅しました。町は発展し、大きなショッピングモールや高層ビルが建ち並び、さながら浦島太郎の心地でした。旧交を温めても変わらぬ友情に心を熱くしました。
インドを旅して一つ感動したことがあります。食べたり飲んだりしながらお読みいただいている方には申し訳ないのですが、列車のトイレについて少し書きます。
日本では、新幹線でも在来線でも鉄道でトイレのある車両は全て貯留タンクがあって、そのまま垂れ流すことはありません。でも、40年位前までは、多くの車両、特にローカル線では垂れ流しで、沿線では所謂「黄害」が問題視されていました。
私がインドに住んでいた頃は、その昔の日本と同じでトイレは全て垂れ流しでした。トイレから地面を見ることが出来たのですから。使うにはそれなりの勇気と、良心の呵責を感じる覚悟が必要でした。
もっとも、当時は家を持たない人々が、線路をトイレ代わりに使うことが多く、特に朝は、鳥たちが電線に止まるがごとく、レールに止まり木のように人々が一列にしゃがんで用を足す光景も見られ、さほど問題にはならなかったのだと思います。
しかし、先日の旅行では、客車のトイレの下に貯留タンクが装備されているのを見ました。いまや垂れ流しは昔話になったのでしょう。少し驚いたと共に感動しました。車両は昔のままですが、しっかりとした設備です。
私はインドのESG、SDGsに対する取り組みがハイスピードで進んでいることを感じました。インドは大国です。この国は将来もっと大きな影響力を持つ国になります。 世界のリーダーとなってESG, SDGsを牽引してくれることを願ってやみません。
プロフィール:
タイ、カナダ、インドの3ヵ国で働いたことがあります。今は日本茶の素晴らしさをお伝えすることに奮闘中
#170:2021年4月17日
岡﨑伸彦からあなたへ
昨今の新型コロナウイルスの感染の勢いが増している状況を鑑み、5月8日(土)に開催を予定しておりました『手話エンターテイメント発信団oioiと一緒に楽しむ手話ワークショップ』を延期いたします。
この日を楽しみにしてくださった皆様には大変申し訳ございませんが、なにとぞご理解とご協力をいただけますと幸いです。
なかなか一向に収まる気配のない新型コロナウイルスですが、それでも「今」を楽しむ気持ちはしっかりと持ち続けたいものです。
そこで、大変ささやかではございますが、皆様のステイホーム生活が少しでもより楽しい時間となるように、本日は私達が制作したショートムービーをご紹介させていただきます。
本映像が皆様の楽しい時間に繋がり、手話に興味を持っていただけるきっかけとなれば嬉しいです。
それでは今日も一日を楽しんでまいりましょう!!!
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★SHUWACHAN BARRIER CRASH(約21分)
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あのターミネーター2をパロディで再現!
令和の時代に、あの男が甦る!!!
https://www.youtube.com/watch?v=Q-2WdXpYNbA
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本映像は手話の普及を目的とし
「シュワちゃん(手話ちゃん)映像プロジェクト」として
2020年6月8日~7月10日に実施した
クラウドファンディングのご支援を元に作成したものです。
https://readyfor.jp/projects/shuwachanmovie
*プロフィール:
一般社団法人手話エンターテイメント発信団oioi代表理事
種を蒔く:#56, 33, 17
#169:2021年4月17日
木村直子よりあなたへ
「みんなで取り組む『難民と進む20億キロメートル』」プロジェクトに寄せて
「 木 」 田村隆一
木は黙っているから好きだ
木は歩いたり走ったりしないから好きだ
木は愛とか正義とかわめかないから好きだ
ほんとうにそうか
ほんとうにそうなのか
見る人が見たら
木は囁いているのだ ゆったりと静かな声で
木は歩いているのだ 空にむかって
木は稲妻のごとく走っているのだ 地の下へ
木はたしかにわめかないが
木は
愛そのものだ それでそれでなかったら小鳥が飛んできて
枝にとまるはずがない
正義そのものだ それでなかったら地下水を根から吸いあげて
空にかえすはずがない
若木
老樹
ひとつとして同じ木がない
ひとつとして同じ星の光りのなかで
目ざめている木はない
木
ぼくはきみのことが大好きだ
中央公論者「現代の詩人3田村隆一」より
2021.4 歩く 木村直子
#168:2021年4月17日
ルミカからあなたへ
「みんなで取り組む『難民の皆さんと進む20億キロメートル』プロジェクト 第3回 みんなの合計距離」
新緑が美しい季節になってきました。みんなで取り組む「難民と進む20億キロメートル」プロジェクトにご参加の皆さん、3月第3木曜日から4月第3木曜日の1ヶ月のご報告をありがとうございました。
4月15日現在、個人参加42人、団体参加17組85人の合計127人で、難民の方々に想いを寄せて「歩いた」「走った」「自転車に乗った」1ヶ月の「みんなの合計距離は 6949.398km」でした!第1回からの総距離は「19728.831km」になりました。
小さな一歩でも、みんなで進むと大きな距離になりますね。
次回報告日は第3木曜日の5月20日となります。皆さんの1ヶ月の合計距離をお待ちしています。
汗をかきやすい時期になってきました。通気性のよい服装で、こまめな水分補給を心がけましょう。血液の中に含まれる電解質成分も汗となって身体の中から失われます。水分とともに塩分の補給も必要となります。
自然の中で風や光を感じながら、新しい発見を楽しみながら、「歩き」「走り」「自転車に乗る」時間を習慣にしましょう。そして、難民の皆さんに想いを馳せながら、大切な人を想いながら、一緒に進んでいきましょう。
*プロフィール:
スポーツトレーナー、blue earth green trees みんなで取り組む『難民の皆さんと進む20億キロメートル』プロジェクトリーダー
種を蒔く:#154, 140, 126
#167: 2021年4月17日
From Olivia Yamamoto to you
Walking with nature, it gives you the calming effect. It relaxes your mind, body and spirit. Listening to the sound of water, watching the beauty of flowers and leaves, it helps you reflect the beauty of life.
While walking with Higashiguchi sensei, so thankful to our creator, we can walk. Thinking of people who are sick and infected by Corona Virus, and all refugees in the world, we would like to find what we can do in our lives.
The difficult situation will not be permanent. Let's go on walking in our journey.
#166:2021年4月15日
From Athena Marini to you
200 YEAR CELEBRATION OF THE GREEK STATE
Sydney honoured Greece by adding the Greek flag colours on the 25th of March a National holiday for Greece over the Opera House. This year marked the 200 years of independence for Greece which unfortunately was under Turkish occupation for 400 years! It was a dark time for Greece it finally gained its independence after an heroic uprising by the Greek independence fighters.
Japan is probably too far away to know about this celebration but it is a very important one for us and unfortunately due to Covid it does not allow for proper celebrations where people can gather. Many intellectuals and poets from all over Europe helped for the independence of Greece as it is seen as the ancient country which has given so much to the world i.e. Democracy, theatre/drama, science, philosophy, medicine, mathematics, astronomy and astrology, the olympics etc and has influenced Western thought in so many ways.
I send you my best wishes
Profile:Living in Athens, Greece. My career was in teaching but I have gone into Natural Therapies and writing.
Messages:#147, 119, 100, 74, 6
#165:2021年4月12日
尾松貴美からあなたへ
ショルダートートおよびベーカリートートの事前予約を頂いていた皆様、お待たせしました。
まもなく、バックをお届けします。
尚、これからご注文いただく方々も大歓迎です。
国際フェアトレード認証ラベル、並びにオーガニック認証を受けたフェアトレードバック。
環境と人権に配慮したお買い物で、繋がる方々への贈り物、またご自身へのプレゼントとして、いかがでしょうか?
ご注文はこちらまでお願い致します。
尾松:kimi.omatsu@kcn.jp
事務局:blue.earth.green.trees.3@gmail.com
*プロフィール:同時通訳・翻訳家、blue earth green treesフェアトレードプロジェクト・リーダー、種を蒔く:#142, #139, #9
#164:2021年4月11日
From Dana Pedersen to you
Message to 'blue earth green trees' community
On behalf of the Guerneville School District Employees and our School Board, I once again extend our complete gratitude and appreciation for the beautiful handmade masks that you and your community have provided our staff/parents with.
We have all been elated and overwhelmed with joy to find such a beautiful, needed, and thoughtful gift arrive in these ever-challenging times. We are all now wearing our masks with great appreciation and care.
Again thank you for the kind and thoughtful efforts, the Guerneville Community is quite fortunate to have you and blue-earth-green-trees as an international partner!
With Appreciation,
profile: Superintendent, Guerneville School District
Message:#131
#163:2021年4月8日
川野裕満子からあなたへ
4月は、出会いの季節で様々な出会いがあると思います。先生との出会いもまたそのひとつです。誰にも思い出させる先生がいるのでは?と思い選びました。
●私の先生 / 林芙美子 作 / 読み手:川野裕満子 / 青空文庫より
私は十三歳の時に、中国の尾道と云う町でそこの市立女学校にはいった。受持ちの教師が森要人と云うかなりな年配の人で、私たちには国語を教えてくれた。その頃、四十七、八歳位にはなっていられた方であったが、小さい私たちには大変おじいさんに見えて、安心してものを云うことが出来た。作文の時間になると、手紙や見舞文は書かせないで、何でも、自由なものを書けと云って、森先生は日向ぼっこをして呆んやり眼をつぶっていた。作文の時間がたびかさなって、生徒の書いたものがたまってゆくと、作文の時間の始めにかならず生徒の作品を一、二編ずつ読んでは、その一、二編について批評を加えるのが例になった。その読まれる作品は、たいてい私のものと、川添と云う少女のもので、私の作品が、たいていは家庭のことを書いているのに反して、川添と云う少女のは、森の梟とか幻想の虹とかいったハイカラなもので、私はその少女の作品から、「神秘的」なと云う愕くべき上品な言葉を知った。
十三歳の少女にとって、「神秘的」と云う言葉はなかなかの愕きであって、私はその川添と云う少女を随分尊敬したものだ。――森先生は、国語作文のほかに、珠算を時々教えていられたのだが尾道と云う町が商業都市なので、課外にこの珠算はどうしてもしなければならなかった。私の組で珠算のきらいなのは、私と川添と云う少女と、森先生とであったので、たいていは級長が問題を出して皆にやらしていた。
森要人先生は、その女学校でもたいした重要なひとでもないらしく、朝礼の時間でも、庭の隅に呆んやり立っていられた。課外に、森先生に漢文をならうのは私一人であったが、ちっとも面倒がらないで、理科室や裁縫室で一時間位ずつ教えを受けた。頭の禿げあがったひとで、組でもおぼろ月夜とあだ名していたが、大変無口で私たちを叱ったことがなかった。
秋になって性行調査と云うのが全校にあって、毎日一人か二人ずつ受持ちの教師に呼ばれて色々なことをたずねられるのであったが、私たちはまだ一年生で恋人もなければ同性愛もなく、別にとりたてて調べることもないのであったが一人ずつ呼ばれた。私も何人めかに呼ばれて、森先生は呆んやりした何時もの日向ぼっこのしせいで「どんな本を読んでいるか」とたずねた。私は『復活』と『書生かたぎ』と云うのを読んでいると云ったら、すこし早すぎるとそれだけであった。
森先生は、私たちが二年になると千葉の木更津中学へ転任してゆかれた。めだたないひとだったので誰も悲しまなかった。先生の家族を停車場へおくって行ったのは生徒で私ひとりであった。私はそれからも、その先生の恩に報いるため、母にねだっては時々名物の飴玉を少しばかり送った。(坊ちゃんが二、三人あったように記憶していたので)暫くして、私たちの国語の教師には早大出の大井三郎と云うひとがきまった。まだ二十四、五のひとで、生徒たちにたちまち人気が湧き、国語や作文の時間が活気だってきた。夜なんかも、この先生の下宿先きには上級生たちがいっぱい群れていた。私はこの先生に文章倶楽部と云うのを毎月借りていた。大井先生はまた私に色々な本を貸してくれた。広津和郎の『死児を抱いて』と云う小さい本なぞ私は愕きをもって読んだものであった。
ある日、昼の休みに講堂の裏で鈴木三重吉の『瓦』と云う本を読んでいた。校長がぶらりとやって来て、此様な社会の暗黒面を知るような本を読んではいけないと云った。私は大変いい本だと思いますと云うと、そのあくる日の朝礼の時間に、校長がひとくさり、小説の害を説いて降壇すると、その後に若い国語の大井先生が「小説を読むふとどきな生徒がいることは困ったことです」と登壇された。私は首をたれていたが、この若い教師の言葉をそのときほど身に沁みて考えたことはなかった。その『瓦』と云う本は大井先生に借りていたものであった。森先生に伸々とそだてられていた私は、小説を読むことをそんなに害とも思わなかったし、学校で読んで悪いことも、そんなに気にしていなかったので、それからと云うもの、私はこの若い国語教師にうっすらと失望を感じ尊敬を持たなくなった。学校へは一切小説本を持ちこまなくなったかわり、勉強もおろそかになってしまって、三年四年となるにつれて、私はせいせきが段々悪くなって、卒業する時は八十七分の八十六番位で出たと思う。国語も作文も図画も乙ばかりだった。
その時の校長を佐藤正都知と云った。私の家族はその頃尾道の近在を行商してまわっていたので、学校から帰っても誰もいなかったし、家の前のうどんやで、毎晩、私は夕飯を食べるようになっていた。一ヶ月分の金があずけてあって、夕方になると私はそのうどん屋の細長い茶向台で御飯をたべた。ある夕方、私は御飯をたべてこのうどん屋から出かけると、ちょうど遅く学校から帰って来ていた校長に逢った。その翌日、学校から母へ呼び出し状が来たがこの忙がしいのにそれどころではない、面倒なことを云われたら止めてしまえとそのままになった。私は学校中でもいけない部類の生徒になって、しまいには、何かが無くなっても私にかぶせられた。新らしい上草履を買ってはいていると、受持ちの図画の市河と云う教師に呼ばれて、その草履は誰それのものではないかと云われた。私は朝、自分でその草履を買ったばかりで名前を書くひまもなかったが、教室へ帰ると、その時ばかりは学校へ火をつけてやりたかった。その草履については、母が、お前の身分としては竹の皮の表でよいと云うのを無理矢理八銭ほどはまらせて、畳表の麻裏を買ったもので、あとで、同組の生徒が告げ口したと云うことを聞き、その生徒の前で怒鳴ったことがあった。私は、仲のいい友達がひとりもなかった。川添と云う少女とは組が別れて、私は英語の多い級にいたのでめったに逢えなかった。
私は一年生の時は百人の組で十一番であったが、卒業する折は、満足に卒業出来るかと心配した位で、好きな学課は、地理と英語と国語と歴史と作文と図画であった。どれも乙ばかりで、三、四年の頃好きだった図画も乙ばかりだった。図画の宿題には、講談倶楽部か何かの口絵を描いて来る少女が一番いいせいせきで、私のように静物や風景を写生してゆくのには、何時も乙か丙をくれた。今考えだしても学校時代は何の愉しみもなかった。私は、あんまり女学校時代のことを書かないけれども、森先生以外にはなつかしいと思う先生がひとりもない。卒業も出来かねた私を卒業さしてくれたのは大井先生だと云うことを同|組のものに聞いたことがあったがこれはうれしかった。卒業写真に、私は黒木綿の紋付を着てうれしそうに写っているが、これは下級生の紋付を借り着して行ったもので母もその当時は、卒業出来るのなら工面してでも紋付を造ってやったにと云い云いした。
この学校を卒業して十三、四年になるが森先生は木更津の中学校にいまだにいられるかどうか、私はそれきりお逢いしたことがない、いまでは老齢になっていられることであろう。私はこの先生にだけは逢いたいと思っている。
#162:2021年4月6日
天沼耕平からあなたへ
「blue earth green trees〜みんなで取り組む『難民と進む20億キロメートル』プロジェクト」にご賛同いただいている皆様方
この度、第2回の距離が「6823.639km」、第1回と合わせた距離は「12836.433km」というご報告をいただきました。
このとてつもなく大きな日々のご協力に改めて深く感謝申し上げます。
皆様方にご協力いただくことで、難民支援や世界を変える輪は確実に大きくなっております。
実は本日も、ある高校の先生から、この取組は素晴らしいので、ぜひ参加させていただきたいというお問い合わせをいただきました。
皆様が日々「歩いた」「走った」「自転車に乗った」アクションが、誰かの次のアクションになることは間違いありません。
そして、そこからきっと熱い想いや温かい行動がさらに生まれていくのだと感じております。
ただ、残念なことに、悪化の一途をたどるミャンマー情勢をはじめとして、内戦が11年目に突入したシリア、7年目に突入したイエメンをはじめ、長期化した混乱に出口が見えないまま、一般市民が犠牲になっております。
UNHCR職員も懸命に被害を最小限に食い止め、命を助けるために奮闘しておりますが、さらなる皆様方の御力が必要になります。
ぜひともひきつづきUNHCRの難民支援へのご協力をお願い致します。
コロナ禍のなかでも、力を合わせてこの取組に挑んでいただいている皆様には感謝の言葉しかありません。
4月が始まり新生活という方も少なくないかと思います。
新たな春に皆様のますますのご発展をお祈り申し上げます。
*プロフィール:
国連UNHCR協会職員、種を蒔く#146, 141, 127
#161:2021年4月4日
明石利津子からあなたへ
「行雲流水」
空を行く雲と流れる水。一点の執着なく、物に応じ事に従って行動すること。自由に気ままに、何ものにもとらわれないこと。
好きな言葉です。書家の旦那さんに書いてもらいました!
行雲流水の如く、何の執着もなく自由に生きていきたいと思っていました。ですが、今年のはじめに体調崩して、緊急入院。ドクターからは、厳しい病状を告げられました。その時、家族のために生きたい、病気を克服して何としても生きたいと願いました。そして、奇跡は起り、無事退院。今、自宅療養中です。
水は流れ、雲は行く、陽は昇り、そして毎日繰り返される家族のおはようの声。いつもの変わらない生活が戻ったことの幸せをかみしめ、昇る太陽に、一日の安寧を祈り、家族とともに笑って過ごせる幸せに感謝しています。
#160:2021年4月1日
中渓宏一からあなたへ
「3月20日 奈良での時間」
この度は、本当に貴重な、大切な時間をありがとうございました。
久しぶりに、純粋に地球の未来を皆さんと考える一時を頂き、幸せでした。原点回帰の機会を頂きました。
翌日は雨の中ではありましたが、春日大社から東大寺をめぐり、国立博物館でお水取りの展示も見れて、大満足。奈良の奥深さを体感出来ました。本当に、いい街ですね。
商社勤務→世界放浪→地球を歩く、木を植える→南米パタゴニア(チリ)に移住→森かえる(森林活用事業)→宇宙エコロジー計画(完全自立型ライフスタイル技術の確立)
2000年9月に世界放浪の旅をスタートして以降、所謂一般的なライフスタイルとは、大分違った人生を歩んでまいりました。
これからは、今まで培ってきた経験を最大限に活かしながら、人類の真の地域自立に向けて邁進して行く所存です。
今回のお話会では、アジェンダも特に決めずに、そんな自分の半生を勝手きままに話させて頂きました。
頂いた感想も読み返しながら、ご参加下さった方の中で、未来に希望を感じることが出来ました。と書いて下さっている方が数名いらっしゃって、とても嬉しかったです。
日本には素晴らしい技術と知見を持った科学者が沢山いらっしゃいます。
その中には、色々な理由で、その技術の普及が妨げられているケースもある様です。
人類が大きな転換期にある現在、そういった技術がスポットライトを浴び、きちんと活用されることで、人類は次のステージに 移行出来る筈です。
なんだか人類、人類と、デカイ風呂敷を広げてますが、それぞれの役割分担の中で、僕は今、自分が出来ることを謙虚に続けて行ければ幸せです。
今回頂いた御縁を大切に、また、奈良に戻って来たいです。
最後に、「木を植える」ことについて、特に都市部では、災害時の避難先でもある、地域の小学校や中学校の校庭をぐるっと囲むように、地域に合った広葉樹、奈良であれば、タブやナラ、樫などを植える活動は、とても意味があると思います。これらの木は何百年もかけながら、ゆっくりと大きくなり、水を沢山蓄えるので、校庭の周りに水の壁が出来る様なもので、万が一の火災の際も、校庭内は安全な避難場所となります。
地域の里山を散策に行き、これらの木の実生や、どんぐりを拾って、 ポット苗で皆さんで苗木を育て、それを地域の学校の校庭等で、子供たちと一緒に植えながら、木、森の役割を皆でもう一度考えてみる。なんてことが出来たら、blue earth green treesの新たな取り組みの一つとなるのではと感じました。
改めまして、今回は本当にありがとうございました。
blue earth green treesの皆さまのご健康と、益々のご活躍を祈念して居ります。
*プロフィール:
種を蒔くメッセージ:#134
#159:2021年3月29日
From Darryl Takizo Yagi to you
Message to the Blue Earth Green Trees community:
On behalf of the Guerneville School District, Boys and Girls Clubs of Sonoma and Marin, and the Stewards of the Coast and Redwoods, I would like to thank all of you for your time and effort in
making the handmade masks to protect the boys and girls, parents and communities, and staff and volunteers who provide education and service to the communities in Sonoma County, California.
As students begin to return to school in April, join the club activities, and clear the redwoods in recovery from the wildfires and pandemic, the handmade masks will keep everyone safe and be a
reminder of your generosity and care. Please see the article on Armstrong Grove's Recovery in the attachment.
Gratefully,
Darryl Takizo Yagi
profile:a third generation Japanese American,
Contact:darryl.yagi@sbcgloba
Messages:#132, 117, 91, 86, 81, 75, 52, 40, 4
#158:2021年3月26日
東口千津子からあなたへ
いつもblue earth green treesへのご協力をいただき、また各プロジェクトへのご参加をいただき、ありがとうございます。
「みんなで取り組む『難民と進む20億キロメートル』」プロジェクトにご参加の皆さん、4月15日午後、ご都合の良い方はルミカさん(種を蒔く#154)と一緒に佐保川の散歩道を歩きませんか?樹齢170年の川路桜をはじめ、5キロ程の桜並木は目を見張る美しさです。1997年に大阪市から奈良市に移り住みましたが、佐保川の桜並木の風景には、毎年、大きな力をもらってきました。ひとりで歩く道、家族と歩く道、友人と歩く道、それぞれに考えること・感じることがあり、ここからまた道が続いていくことを想います。
桜並木を歩きながら、難民の皆さんにエールを送りたいと思います。コロナ禍なので、十分に距離をとりながら、無理のないペースで歩く予定です。
4月15日は桜並木が葉桜に移り変わる頃かと思いますが、新緑もまた美しいですね。
*プロフィール:
一般社団法人blue earth green trees代表理事
種を蒔く#148, 145, 125, 118, 79, 56, 42, 1
#157:2021年3月26日
西村馨からあなたへ
ホームドア〜川口かなさん 今日のダイヤモンドオンラインに「14歳で“おっちゃん”と出会ってから、15年考えつづけてやっと見つけた「働く意味」」が掲載されていました。昨夜のTV「セブンルール」に出演したことも書いていました。エッジでハブチャリのプレゼンをしていたのを覚えています。ダボス会議、日経ウーマンオブザイヤー、フォーブス誌、人間力大賞グランプリ等で受賞しているとのこと、何よりも彼女の活動がホームレスの人たちの助けになっていることが良かったなあ、と。目の前の「おっちゃん」達の力になる、と共に、彼女の目が社会を変えることにも向いていて、そのための行動を実践していること、に拍手です。
#156:2021年3月21日
新川修一からあなたへ
「みんなで取り組む『難民と進む20億キロメートル』」プロジェクトに参加している新川修一です。
在宅中心の働き方に変わってから約1年。
それと同時に始めた早朝・夜間のランニングを未だに続けています。
継続するためには「習慣化する」「習慣化できるまでは、過度に負荷をかけずに実行する」ことが大切だと感じています。
先日、子供とスキーをした際に少し膝を負傷しましたが、ランニングはできなくとも、必ず同じ時間に起き、少しだけでも散歩をしています。
今では、その時間になるとソワソワします。
これからもみんなで少しずつでも続けていきましょう!
#155:2021年3月21日
木村直子より あなたへ
歩く 三谷恵子
「歩」という字は
なぜ
「止まる」「少し」と書くのだろう
歩く
道を歩きながら
考える
止まってみよう
少しだけ
道の途中だけれど
一息ついて
ふりかえる
なぜか
「歩く」を感じる
七ツ葉のクローバー/らくだ出版より
2021.3 歩く 木村直子
種を蒔く:#133, 115, 101, 97, 80, 68
#154:2021年3月21日
ルミカからあなたへ
「第2回 みんなの合計距離」
あたたかい季節になってきました。みんなで取り組む「難民と進む20億キロメートル」プロジェクトにご参加の皆さん、2月第3木曜日から3月第3木曜日の1ヶ月のご報告をありがとうございました。
3月19日現在、個人参加41人、団体参加16組72人の合計113人で、難民の方々に想いを寄せて「歩いた」「走った」「自転車に乗った」1ヶ月の「みんなの合計距離は 6823.639km」でした!
第1回の「6012.794km」と合わせると「12836.433km」になりました。みんなの距離を合わせるとすごい距離になりますね!
気温があがるこの時期、定期的な水分補給はとても大切です。マイボトルを持って、適度な休憩をとりながら、自分のペースで歩き・走り・自転車に乗りましょう。
4月の報告日は第3木曜日の15日となります。皆さんの1ヶ月の合計距離をお待ちしています!
また、4月15日(木)14:00〜16:00、奈良の町を一緒に歩きませんか?今回は「きたまち」→「佐保川の散歩道」を歩く予定です。歩いた後に、ご都合の良い方々は交流の時間もいかがでしょうか?ご参加希望の方は、4月13日(火)までに事務局にご連絡をお願い致します。
ご参加の皆さんからお気持ちをドネーションとしてお預かりし、国連UNHCR協会へお届け致します。
では第3回報告日まで、春の風や香りを感じ、自然を感じながら歩みましょう。
*プロフィール:スポーツトレーナー 種を蒔く:#154, #140, #126
#153:2021年3月21日
田口淳子からあなたへ
動く絵本『ニジェール物語』をフランス語で聴いて見ませんか。
https://www.youtube.com/watch?v=rN4k-vBVLvs
『ニジェール物語』フランス語バージョンを公開しました。
世界中が大変な今だからこそ、この地球が美しいということを、この地球に住む人々が美しい言葉でつながっていることを、思いだしてほしいと思います。
ここでご紹介するのは、ニジェール共和国の公用語であるフランス語バージョンの『ニジェール物語』です。
フランス語独特の音の響きがナレーターのフランス人の女性の声と相まって とても耳に心地よく、日本語とはまた違った世界が広がっている気がします。
意味はわからなくても、ぜひ、その世界に身をゆだねてみてください。
私は職業柄、いろいろな留学生の母国語を聞く機会がありますが どの言語も独特のリズムがあって、それぞれに美しいですね。
いつの日か、いろいろな言語で朗読していただく日が来たらいいなと 思います。
Hello my friends living in foreign countries. This is my movie in French. The title is "Niger Story". Watch, share and be healed. Thanks a lot.
Bonjour mes amis vivant à l'étranger. Ceci est mon film en français. Le titre est « Conte du Niger ». Regardez, partagez et soyez guéri. Merci beaucoup.
#nigerstory #ConteduNiger
★4月10日(土)13:00~奈良県文化会館にて <種を撒く人の話を聴く会:『ニジェール物語』著者フクダヒデコ氏講演会&y動く絵本の上映会(日本語バージョン)>を行います。ご興味のある方はぜひ。皆様にお会いできるのを楽しみにしています。参加お申し込みはこちら↓
https://www.blue-earth-green-trees.com/20210410/
#152:2021年3月19日
岡田学からあなたへ
初めて投稿させていただきます。ISLA Japan Travelの岡田学と申します。1998年春、JICAの日系社会青年ボランティアとしての3年間の活動を終えドミニカ共和国より帰国、4年間会社勤めをした後、ラテンアメリカの人達との繋がりを続けたく、2002年に大阪・難波に中南米専門旅行会社としてISLA Japan Travelを設立しました。日本在住のペルー・ボリビア・コロンビア等の中南米出身の方が主要なお客様で、その多くは日本語も英語も話せないため、彼らの母国語であるスペイン語で対応可能なISLA Japan Travelは、次第に頼られる存在になったと自負しております。スペイン語以外に、英語及び日本語での対応は当然可能ですので、旅行会社としての業務を続けているうちに、欧米系の方や、バングラデッシュ・パキスタン・スーダン等のムスリム圏のお客様も次第に増えていきました。「中南米専門」ではなく、世界中のお客様と日本を繋ぐ存在になりつつありましたが、1年前より新型コロナウイルスの影響が出始め、海外の方達と日本の往来はほぼ遮断されてしまいました。 コロナの影響が出始めて1年が経ちましたが、依然、各国の出入国制限はまだ緩和される見込みはありません。海外の人達と日本を繋ぐ手段として、この度、入国制限により訪日が困難な外国人観光客の方を対象に、英語及びスペイン語での大阪、京都及び奈良のバーチャルツアー(オンラインツアー)の催行を開始しました。日本や大阪、京都、奈良にご興味のある海外のご友人がいらっしゃいましたら、バーチャルツアー(オンラインツアー)の以下ウェブリンクをご紹介いただければ、幸いです。
*****英語のツアー*****
https://isla.book.ntmg.com/?lng=en-US
*****スペイン語のツアー(スペイン語のツアー催行日は限られています)*****
Under the circumstances of Corona, immigration restrictions in each country are not yet expected to be lifted.We are pleased to announce that we have started the virtual tours (online tours) of Osaka, Kyoto and Nara in English and Spanish for foreign tourists who have difficulty visiting Japan.If you are interested in the virtual tour (online tour) of Osaka, Kyoto and Nara, please join us.Also, if you have family, relatives or friends who are interested in Osaka, Kyoto or Nara, we would appreciate it if you could share our weblink below with them.
***** English Tour *****
https://isla.book.ntmg.com/?lng=en-US
***** Spanish Tour (Dates in Spanish is limited) *****
Bajo las circunstancias de Corona, aún no se espera que se levanten las restricciones de inmigración en cada país.Nos complace anunciar que hemos comenzado los tours virtuales (tours en línea) de Osaka, Kioto y Nara en inglés y español para turistas extranjeros que tienen dificultades para visitar Japón.Si está interesado en el tour virtual (tour en línea) de Osaka, Kioto y Nara, por favor participe a nosotros.Además, si tiene familiares, parientes o amigos que estén interesados en Osaka, Kioto o Nara, le agradeceríamos que compartiera nuestro sitio web a continuación con ellos.
***** Tour en inglés *****
https://isla.book.ntmg.com/?lng=en-US
***** Tour en español (Fechas en español limitadas) *****
Manabu OkadaISLA Japan Travel Co., Ltd.License No.(Osaka)3-2178AUS Bldg. 4F, 1-10-10 Namba-naka, Naniwa-ku, Osaka, 556-0011 Japan(TEL) +81 -6-6630-1888 (FAX) +81 -6-6630-1880 (e-mail)mailto:info@isla-j.com
プロフィール:ISLA Japan Travel 代表
#151:2021年3月16日
今中和子からあなたへ
「手作りマスクがカリフォルニア・ソノマに届きました!」
3月3日(水)に手作りマスク150枚をカリフォルニアのソノマへ事務局から送っていただき、3月7日(土)に届きました。
カリフォルニアのソノマでDarryl YagiさんがJapanese Americanの方々のコミュニティ, Guerneville School Districtの皆様をはじめ、必要な方々にお届けしてくださいます。
今回も皆様のあたたかいお気持ちがマスクとともに、ソノマの方々の元に届くことだと思います。
現在、メンバーは60人と6団体なり、お預かりした手作りマスクの総数は2032枚になりました。たくさんの皆様のご協力に本当に感謝いたします。引き続き、受付しておりますのでご協力よろしくお願いします。
新型コロナウイルスの感染が始まってから2度目の春になります。マスクをつけての生活も長くなりました。まだまだ油断できませんが、やはり桜が咲くのは楽しみです。みなさまご自愛いただき健やかな春をお過ごしください。
*プロフィール:
手作りマスクを届けようプロジェクトリーダー
種を蒔く#123, 110, 104, 96, 85, 84, 77, 72, 66, 55, 25