ご挨拶

 

古都奈良では、1400年前から種を蒔き、木を植え、自然の中で豊かに暮らし、国内外の人々と交流・協力する文化が育まれてきました。blue earth green treesもそのような文化の中で、国内外の多様なお一人おひとりとの出会いと有機的な繋がりから、2018年に任意団体として活動を始めました。2019年度には多様性ワークショップの開催、オーストラリア森林火災被災者・被災動物応援ドネーションイベント、オーストラリアNGO訪問などを行いました。20202月中旬にオーストラリアから帰国後、世界の様々な国で新型コロナウイルスの感染拡大が報道され、4月には日本でも第1回目の緊急事態宣言が7都府県に発出されました。

 

20204月、blue earth green treesは新型コロナウィルスが感染拡大する中で、一般社団法人として新たなスタートをきりました。コロナ禍での日々、個人・団体・社会を見つめ、活動の意味を多面的に考える日々が続きました。

 

2021年度は、前年に引き続き、医療従事者・関係者の皆様はじめ、多くの皆様のご尽力があり、個人・団体がコロナ感染拡大防止を意識し、それぞれの現場に、社会に少しずつ活気が戻ってまいりました。blue earth green treesにおきましても、「多様性を認め合い、お互いを生かし合う社会を育む事業」、「心身の健康を応援し、個人の成長及び健康的な人間関係を促す事業」、「SDGsについての理解を深め、SDGs貢献団体を応援する事業」、「同一の目的を持つ団体と協力・協働する事業」を柱に、さまざまな制約を受けながらも多様なプロジェクトを推進することができました。安全に安心できる環境で各プロジェクトを進めることができましたのは、信頼で繋がる多様な個人・団体の皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。

 

20225月、UNHCRは紛争や迫害で故郷を追われた人の数は1億人を超えたと発表しました。大切な家族や友人を突然奪われること、家族や友人が暴力を受ける場面に直面すること、自分自身が暴力を受けること、住み慣れた家や土地を追われること、仕事を失うこと、安全な場所を求めて延々と歩き続けること、子どもたちに水や食料を与えられないこと、子どもたちが病気になっても薬を与えられず治療ができないこと、子どもたちが教育を受けられないこと、豊かな自然が破壊されていくこと、民主的な社会が専制者に抑圧されていくこと・・・、世界のさまざまな場所で理不尽なことが起こり、子どもたちや高齢者をはじめ多くの方々が苦しんでいる状況が続きます。

 

平和的解決に向かうプロセスでは、気候変動への対策と共に、対立や紛争や迫害の背景や複雑な要素を多面的に確かめながら、一刻も早い停戦・終戦への道筋をつけられる機能をもつ機関が必要であると思われます。国際社会においても、私たちの日常においても、孤立や排除ではなく、人権を尊重する意識を高め、多様な他者への理解を深める視点と行動、多様な他者と繋がる力や対話をする力、協調・協働するあり方を確かな意志を持って自分自身の中に育て、関わるすべての個人や団体が成長するイメージを持ち、忍耐強く進む他はありません。

 

blue earth green treesの名前は、国内外の多様な一人ひとりがそれぞれの心の中に、世界に、‘Love, Peace, Freedom & Diversity’の種を蒔き、その一粒一粒が芽となり、一本一本の緑の木が青い地球に健やかに育つことをイメージしたところから生まれました。国や人種や言語や文化や宗教などで分断されることなく、私たち一人ひとりが青い地球に生まれ、育つ一本一本の多様な木であり、互いに支え合い、補い合うような存在であると感じます。一人ひとりが心身の健康を大切にし、自分自身と相手の内側にある力を信じ、成長を促進し合える豊かで開かれた関係を築き、国内外の多様な個人・団体の皆様と共に、より良い社会をつくっていけるように一日一日を積み重ねていきたいと思います。

 

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)で掲げられている‘Leave No One Behind/「誰一人取り残さない」という理念を心に、法律・教育・心理・医療・福祉・環境・まちづくり・農業など、多様な分野の専門家の皆さんと協力し合い、セクターの壁を越え、パートナーシップを活性化し、確かな歩みを重ねていきたいと思っています。

 

私たち一人ひとりの選択と行動が、次世代やその先の子どもたちの幸せや地球の未来に直結している「今、ここ」で、国内外の多様な個人の声を聴き合い、それぞれのあり方を見つめ合い、学び合いながら、一瞬一瞬ベストな方向を判断し進んでまいりましょう。そして、地球も人も自然体で生き生きとそのままの輝きを発することができるように、国内外のそれぞれのコミュニティで自由で創造的で心豊かで柔軟なプロジェクトを育ててまいりましょう。‘Love, Peace, Freedom & Diversity’の文化を育てていくblue earth green treesのコミュニティでは、国内外の多様な個人や団体の皆様とお互いの声を聴き合いながら、それぞれの関心のある分野で、可能な時に、可能な形で繋がっていただけましたら嬉しく思います。

 

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

20226

一般社団法人blue earth green trees

 

 

名称:

一般社団法人 blue earth green trees

 

目的:

一人ひとりの心身の健康を大切にし、国内外の多様な個人・団体と共に「愛と平和と自由と多様性」の文化と風土を育て合うコミュニティを築く

 

事業内容:

1)  多様性を認め合い、お互いを生かし合う社会を育む事業

  ・多様性ワークショップ

  ・手話ワークショップ

  ・日本語曲/英語曲合唱ワークショップ

  ・Love, Peace, Freedom and Diversity Concert

2)  心の健康を応援し、個人の成長及び健康的な人間関係を促す事業

  ・エンカウンターグループ

  ・子育て支援グループ

  ・ヨガワークショップ 等

3)  SDGsについての理解を深め、SDGs貢献団体を応援する事業

  ・SDGs 勉強会

  ・ドネーションイベント 等

4)  同一の目的を持つ団体と協力・協働する事業

 

所在地:

奈良県奈良市北市町

 

連絡先:

blue.earth.green.trees.3@gmail.com

*ホームページ内のお問合せフォームよりお問合せください。

 

設立日:

2020年4月1日

 

理事:

理事 岡﨑 伸彦

一般社団法人手話エンターテイメント発信団oioi代表理事

理事 尾松 貴美

通訳・翻訳

理事 小原 祥子

公認心理師、元公立学校教員

理事 杉岡 博幸

奈良県小中学校長会事務局長

日本教育会奈良県支部事務局長

理事 田中 啓義

登大路総合法律事務所所長弁護士

代表理事 東口 千津子

学)山口学園学生相談室本部アドバイザー

学)山口学園ECC社会貢献・国際交流センターアドバイザー

奈良市若草中学校区学校運営協議会会長

理事 松本 由季子

臨床心理士、公認心理師、看護師、保健師

理事 矢倉 真由子

臨床心理士、公認心理師

理事 山納 洋

common cafe プロデューサー

 

監事

中嶌 大

中嶌 大 会計事務所 税理士     

 

事務局ボランティア

今中 和子

長尾 邦光

西井 ひろ美

塙 香織

六田 裕子

 

参加しているネットワーク/加盟団体:

・特定非営利活動法人AMDA社会開発機構(AMDA-MINDS) https://www.amda-minds.org/

・特定非営利活動法人関西NGO協議会  http://kansaingo.net/

 

定款

ダウンロード
blue earth green trees_定款.pdf
PDFファイル 331.7 KB

●年次活動報告書

ダウンロード
2020年度活動報告書.pdf
PDFファイル 3.5 MB
ダウンロード
2021年度活動報告書.pdf
PDFファイル 2.5 MB
ダウンロード
★2022年度活動報告書.pdf
PDFファイル 2.6 MB