●寄付日:2020年5月17日
●寄付額:11,000円
●寄付先:特定非営利活動法人国連UNHCR協会
●活動内容&使途(活動ページより抜粋):
UNHCRは故郷を追われた人々を新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から守るために、現地で保護活動を行っています。
ここ日本でも、家族や友人など大切な人を守るために、手洗いや衛生管理等のさまざまな対策を実施し、感染拡大を防ぐために尽力されているかと思われます。そして「大切な人を守りたい」という気持ちは故郷を追われ、厳しい環境下で避難生活を強いられている難民も同じです。
世界で7,000万人以上が迫害、紛争、暴力により故郷からの避難を強いられ、2,000万人以上いる難民の84%が保健や衛生システムが脆弱な中低所得国で受け入れられている中、故郷を追われ弱い立場に置かれた人々を世界中で広がる新型コロナウイルス感染症から守るために、皆様のご支援が不可欠です。
この新型ウイルスは誰もが感染する可能性があり、新型コロナウイルス感染症への全般的な準備、予防には、グローバルな対応が必要とされています。
UNHCRはこの世界的な緊急事態において、重症急性呼吸器症候群(SARS)、エボラ出血熱、インフルエンザといったこれまでの疾患の経験と、世界保健機関(WHO)が発表した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するガイダンスに基づき、難民を守るため、そして地域社会において最も疎外された人々を含むすべての人々が保健サービスを利用できるようにするため、現地で予防・保護対策を実施しています。
<UNHCRの新型コロナウイルス感染症対策>
救援物資の手配
清潔な水、そして石けんや水汲み容器といった衛生用品の供給と廃棄物処理の徹底化
現金給付
社会経済的な影響の悪化を防ぐための現金給付の拡大
情報共有の強化
難民・避難民との衛生対策についての情報共有、WHOや難民受入コミュニティとの感染に関する調査といった情報共有の強化
現場体制の強化
難民キャンプや居住地等における新型コロナウイルス感染症の予防、症状の発見、管理に備えた保健スタッフの訓練
<UNHCRが世界各地で実施している主な取り組み>
バングラデシュ
約85万人が密集して暮らすロヒンギャ難民キャンプの医療施設スタッフへのトレーニング。石けんや清潔な水へのアクセスの手配。隔離治療施設の設置を支援。
清潔な水、衛生施設、衛生物資の配布。通訳、難民ボランティアを活用し、適切な情報へのアクセスを促進。定員の約6倍、3万5,000人の庇護申請者が滞在する地中海の島の受入センターの混雑解消に向けた移送への協議。
ザータリ/アズラック難民キャンプの入り口で検温システムを導入。
入国ポイント、受入センター、キャンプ等の医療施設に、手洗い場と検温システムを設置。
26万人を超える難民、国内避難民、受入コミュニティーへ石けんを配布。他国連機関や保健省と連携し、大規模な啓発キャンペーンを多言語で実施。健康に関する注意事項や予防のアドバイスをハルツームで暮らす都市難民にテキストメッセージで約1万5,000通送信。
コンゴ民主共和国/ブルキナファソ
手洗い場の設置、石けんや衛生物資の配布。ポスターやチラシ、ラジオ、コミュニティーを通じた啓発強化。
感染の疑いがあるベネズエラ避難民のためにパートナー団体との連携で隔離エリアを設置。べレンとサンタレンの先住民に衛生キット1,000個を配布。
その他
製造ラインの停止、国境閉鎖に伴う物流の課題解決に向けて、他の国連組織と連携して、国・地域レベルでの物資調達の促進、備蓄拠点の確保に着手しており、チャドとイランに100トン以上の緊急医療支援物資の輸送を実施しています。
●新型コロナウイルス感染症に対する支援活動関連ページ:https://www.japanforunhcr.org/lp/covid19